蘭光生『生贄たちの宴』内容紹介
蘭光生のベスト選集が、
イースト・プレスの官能文庫レーベル「悦文庫」より
3月8日に発売されます。
蘭光生の小説がオリジナル編集の紙の本で出版されるのは、
『蘭光生の陵辱』(マドンナメイト文庫・1998年)以来、
実に17年ぶりとなります。
「SM官能御三家」のひとりである蘭氏の作品のみ
新刊で手に入らない状態が続いていました。
(残り2人は団鬼六氏と千草忠夫氏)
本書の編集と発行人は、
蘭氏のデビュー作『女教師・犯す』を手がけた編集者
福山八千代さんが担当されています。
福山さんと蘭氏の関係については、
追悼文をご覧ください。
(管理人の五所は「編集協力」として
お手伝いさせてもらいました)
純然たるポルノ小説(しかもレイプもの)なため、
お勧めしづらいところもありますが、
『SM博物館』(河出I文庫)を読んで実作に興味をもった方、
『おれの人形』等、式貴士のエロティック作品との
関連を知りたい方などに手にとっていただけると幸いです。
そして、式貴士ファン以上に多くいるであろう
往年の蘭光生ファンの方々に
喜んでいただけると嬉しく思います。
(15.03.01)
◆参考リンク
イースト・プレス『生贄たちの宴』紹介
『生贄たちの宴<悦文庫レジェンドシリーズ>』(蘭光生) |