ウラヌス星風『タローカード入門』
刊行告知
『死人妻』に続く、虹星人叢書の第2弾を刊行します。
式貴士が「ウラヌス星風」名義で発表した
西洋占星学に関する文章をまとめた1冊です。
生前にウラヌス星風の書籍は出ていませんので、
本書が、初の書籍化になります。
表題作の「タローカード入門」は、
第一期「奇想天外」で連載された全4回のエッセイです。
「Tarot」を「タロット」と読むか、
「タロー(タロウ)」と読むかで、
種村季弘氏と論争になったことで知られています。
今回、種村氏のご遺族に再録の許可をいただき、
反論もふくめた完全なかたちで連載を収録しました。
星新一とR・Aハインラインの作家性を
ホロスコープの視点から分析する
ユニークな評論「SF作家の星」も収録。
インテリアデザイナーの倉俣史朗氏を本格的に占った
「倉俣史朗氏の星」では、
占われた当人である倉俣氏からの手紙(未公表)も掲載しました。
その他、間羊太郎名義で「えろちか」に発表した「悪魔考」、
「虐のエクスタシー」なども収めています。
本書の大半は、当時の雑誌記事をスキャンしたものを
デジタル補正して掲載したものです。
そのため、若干読みづらい点があることを
あらかじめご承知のうえ、
お求めいただけますようお願い申し上げます。
またウラヌス星風名義の文章は、全212ページ中、約80ページで、
80ページ近くが間羊太郎名義の「悪魔考」であることも
付け加えておきます。
ご注文方法は、このページの下の方をご参照ください。
◆「タローカード入門」がどんな内容か知りたい方は、
以下の外部リンクをご覧下さい。
ポプラビーチ「カネハラ言の葉研究所」(文・金原端人氏)より
第12回 タロットをめぐる「大論争」
第13回 タロット、ふたたび
◆「タローカード入門」の感想を書いてくださった
ブログをご紹介します(15.05.22)。
「最終回文庫」様
齋藤靖朗様「種村季弘おぼえがき」
「ASIAの占い師・小説家 鮫島礼子」様
高井信様「ショートショートの…」
◆鏡リュウジ氏の『タロットの秘密』(講談社現代新書)に、
『タローカード入門』が参考文献として挙げられています。
同書のP169、170にはウラヌス星風と種村氏との論争について
触れられていますので、ご一読をお勧めします(17.04.25)。
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